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2009年5月14日 (木)

ペグのメンテナンス

週末のライブまでにやっておかなければならないことがあった。
それは愛用のNational Triolianに取り付けてあるペグのメンテナンス。

090514_1

上の画像はもともとTriolianに付いていたペグです。
たぶんオリジナル・ペグのはずで、先日お会いしたドンさんによるとKluson製ではないかなとのこと。
ぼくのTriolianは1932か33年につくられたものだと思うので既に80年近く使われてきたことになるわけですね。
しばらくはこのペグのまま使っていたのですが、ライブでガンガン使い始めたらガタガタになってしまいました。そんなわけで一年半前くらいだっけな、交換したペグがこちら↓

090514_2

このペグはNational社から発売されているもので、現行モデルにも取り付けられています。
でもこのペグ良くないです。一年も経たない内にギアが駄目になりました。
見た目はビンテージ風でいいのですが、精度はエコノミークラス程度です。
ドンさんに聞くところによると、このペグは日本製だそうですが……。

オープン・ギアー・タイプのペグを使うならWaverlyを使って欲しいとお願いしました。
ドンさんはギターの価格が高くなってしまうよと言ってましたが、多少価格が上がったとしても精度の良いペグがついている方が良いと思うとぼくは答えました。

ドンさんにペグの調子が良くないことを伝えると、一度試してみて欲しいとメンテナンス方法を教えて貰いました。
他のオープンバック・ペグを使っている人にも参考になると思うので記載しておきます。

1.ギアに少量のラビング・コンパウンド(研磨材の入った歯磨き粉でも可とのこと)を付け、ストリングワインダーなどを使ってギアを高速に回転させる。

2.コンパウンドがギアに行き渡ったら、きれいに拭き取り、機械油を付ける。

ラビング・コンパウンドを使うのがミソですね。
試してみたところ、カクンカクンと歯飛びしたようになっていたギアがスムーズに回るようになりました。
ドンさんありがとう!
でもやはり精度が良くないので、近いうちにWaverlyに交換することになるでしょう。

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あおやぎのたわごと」カテゴリの記事

コメント

株式会社ホスコの川合(川合ケン)です。
ご無沙汰しています。

ダルシマーの情報を集めていて拝見いたしました。

日本製のこういうペグがあります。

世界中に輸出されているgotoh製です。
下記ページの2052NSA
http://www.hosco.co.jp/japan/pages/scudparts2009.html

http://www.hosco.co.jp/japan/image/scudparts2007/2052nsa.jpg

寸法が合えばお勧めです。
http://www.stewmac.com/shop/Tuners/Guitar,_slotted_peghead_tuners/1/Vintage-style_Slotted_Peghead_3-on-Plate_Tuners/Specs.html#details

楽器店さんに注文すれば手に入ります。

投稿: 川合ケン | 2009年5月15日 (金) 11時45分

川合ケンさん

お久しぶりですね。
六角橋商店街でMooneyさん達とセッションした時にお会いしましたね。あれは何年前だったかな……。

ペグの情報ありがとうございます。
教えて下さったgotohのペグは現物を触ったことがあります。
ぼくgotohのペグにはあまり良い印象を持ってないんです。
耐久性が良くないと思います。2〜3年でだめになる。

ぼくはロトマティック・タイプならSchaller(Groverは質が落ちた)、オープンバック・タイプならWaverlyを信頼しています。

ところで川合ケンさんホスコに勤めてらしたんですね。
それならばお願いがあります。
マンドリン用のウルトラライトケース(C-3800R)の取手を改良して下さい。
ネジが外れて何度か楽器を落としてしまったことがあります。
他のウルトラライトケースのように縫い付けてある方が安心です。

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月15日 (金) 16時09分

六角橋でお会いした頃はまだホスコ勤めじゃありませんでした。
今はホスコで楽器の卸をやっています。
こんど、Backyard Music社のボディーが段ボールのダルシマーキットとバンジョーキットを輸入販売することになりまして、試作したりマニュアルを訳したりしてダルシマー情報を集めておりましてあおやぎさんのブログがヒットして、お久しぶりです。

そうですか、gotohの印象悪いですか。三連スロッテド鉄弦用糸巻きは今ではあまり作られていないのでどうかなと思いましたが、実用から言えば三連である必要もないですし、プロの道具ですから信用できて最高のものをお使いいただくほうがよいでしょうね。

マンドリンケースの件は貴重なご意見、なんとか反映させていただきます。

またどこかでお会いできますように。

では

投稿: 川合ケン | 2009年5月16日 (土) 05時45分

川合ケンさん

段ボールのダルシマー・キットはどこかのブログで見たことがあります。
強度はどうなのかなあと興味深く見てました。

これ書いていいものかどうか悩んだのですが、実は現在のNationalに付いてるペグを作っているのはGOTOHです。ケンさんが薦めて下さったペグとほぼ同等だろうと思います。

確かに日本じゃ鉄弦用のスロッテッド・ペグは入手困難なんですよね。
以前に使っていたスロッテッド・ヘッドのギターのペグがツアー中に壊れて大変な目にあったことがあります。
そんな経験もあってNationalのドン社長にも、日本ではソリッド・ヘッドの方が受け入れられると思いますよと伝えました。

マンドリン・ケースどうかよろしくお願いします。
ぼくだけではなく知り合いのマンドリン奏者のみんなもそう言ってます。

実は何年か前に名古屋へ歌いに行くときに共演者にケンさんをと希望したことがあったんですよ。
またいつか共演できるといいですね。

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月16日 (土) 06時21分

Backyard Music製段ボールのダルシマキットはちゃんと楽器として使える代物です。
http://www.youtube.com/watch?v=ycJ4Gl-0Jts&feature=channel_page
↑基本をまだ理解していない演奏ですが。

定価8000円(税別)なので、ためしに触ってみたいという人にはもってこいだと思います。(それがいったい何人いるか?という問題はありますが)

そうですか写真のペグもgotoh製ですか。いちおうgotoh社の立場で言い訳しますと、マイナス螺子が使ってあるようなので製造自体は古いのではないでしょうか。gotohの糸巻きはここ数年、精度や品質が向上していて個人製作家のギターにも多く使われるようになってきました。耐久年数はデータがないといえばないですが。

また名古屋へお越しください。
ぜひご一緒させてください。

投稿: 川合ケン | 2009年5月16日 (土) 08時08分

ごめんなさい。
GOTOH社はオープンバックのペグにはマイナスねじを今も使っていました。

投稿: 川合ケン | 2009年5月16日 (土) 14時42分

川合ケンさん

段ボール・ダルシマー面白い音!
フレットはどうなっているんだろうと思っていたら指板は木製だったんですね。
ここのブログにもダルシマー・キットで検索して来られる方は多いですから8000円なら作ってみようと思う人いるんじゃないでしょうか。

Nationalのペグは古いものではなく現在生産されているものです。
古いKlusonの三連ペグの通り作って欲しいとGOTOHにオーダーしたそうです。
ギアを止めるネジはマイナスが一般的だと思います。
プラスネジを使っているのは安価なものではないでしょうか。

GOTOHは昔から色んな楽器メーカーの下請けでパーツをつくっていた会社で、ぼくらが子供の頃に弾いていた国産ギターメーカーのペグのほとんどがGOTOH製だったはずです。
今はケンさんが書かれたように世界的にGOTOHという名前で知られるようになりましたけど、有名になったのは世界で一番ギア比の高いペグを作ったからで、GOTOHと言っても高級なペグから、ネジで締めつけるような安価なウクレレのペグまであってピンキリですよね。
良く世界的に有名なGOTOHのペグを使用なんて売り文句が書いてあったりするのですが、実際にはエコノミーペグだったりします。

ぼくが信頼していると書いたSchallerのペグはGOTOHの高級ペグのギア比から比べるとむちゃくちゃ精度は低いです。でもSchallerのペグ(あの角張ったつまみのデザインのことは置いといて)を悪く言う話を聞いたことがありません。昔からメッキの仕上げも美しかった。

古いGibsonやMartinに付いてるKlusonも好きです。
手荒に扱われて軸が曲がっていたり、経年変化で樹脂製のつまみが割れてしまったりしているものも多いですが、状態の良いものは今でも素晴らしいと思います。一時期使っていたタカミネのエレアコにビンテージのKlusonを取り付けて使っていたことがあります。

ぼくはペグの精度というものはギア比だけで決まるものではないような気がしています。

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月16日 (土) 14時51分

川合ケンさん

ちょうど返信したところでした!
GOTOHだけでなくWaverlyもその他のメーカーもオープンタイプはマイナスです。

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月16日 (土) 14時55分

宣伝です。ごめんなさい。

ダルシマキット入荷しました。
定価8000円(税別)です。
バンジョーキットもあります。
リンクのお店でお問い合わせください。

しかし、話戻りますがマイナスネジって加工技術が未熟だったころの遺物でプラスネジに淘汰されていく存在だと思っていましたが、改めて調べるとそれなりにメリットがあって適所にはマイナスが使われているんですね。
・少量でも安く作ることができる。
・ネジヤマがつぶれにくい。
・代用品でも回せる。
・液体や塗料などが溜まらない。
・角度の目視が可能。

勉強になりました。
マイナスイメージにとらわれるな、ということで。

投稿: 川合ケン | 2009年5月28日 (木) 09時17分

川合ケンさん

段ボール・ダルシマー入荷したんですね。
どこかで現物が見れたらいいな。

確かにプラスネジはドライバーがないと困ることありますね。
ネジについては昔から疑問に思っていることがあって、日本製品にはプラスネジが多く、海外製品にはマイナスネジが多い。
ペグを固定する小さなネジなんかも昔からそうでした。
何故なんだろう?

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月28日 (木) 12時28分

プラスネジは1935年(昭和10年)にアメリカで発明されたそうですから、楽器でも自動車でも家具でもそれ以前の製品はマイナスネジみたいですね。
日本に入ってきたのは戦後で、復興と高度成長の時代と重なって大量生産に向いているプラスネジが席巻して日本製品(戦後のものが多い)にはプラスネジが多くなったのでしょう。
それに比べて海外製品は少量手作業生産のビンテージの占める割合が多く伝統的な部品を使っているのではないでしょうか。

ところで段ボールキットは店頭ではあまり置いてくれそうにない商品です。ネット通販向きですね。
http://store.auctions.yahoo.co.jp/html/profile/piano440hz.html
ここのお店がもうじき出品すると思います。

ところで今現在ヤフオクでマウンテンダルシマー関係の教則本やCDを大量に放出している方がみえます。検索するとさながらダルシマー祭りになってます。

投稿: 川合ケン | 2009年5月28日 (木) 17時19分

川合ケンさん

ネジの話、参考になります。
アメリカはDIYが盛んですし、レストア部品なんかも豊富にありますね。
ダルシマーも本来は出来合のものを買うのではなく自分で作って演奏する楽器でした。

ぼくも良くネット通販を利用していますが、楽器はやはり実物を見たいですねぇ。
こちらの楽器店ではキットも良く見かけますよ。

ヤフオクでダルシマー関連の商品を出品されてる方のことは知っています。
以前はあの倍くらいの本が出品されていて、実はぼくたちが落札しました。

昨日面白いダルシマーを見つけましたよ。
http://www.idesigninspiration.com/dulcimer.html

投稿: あおやぎとしひろ | 2009年5月28日 (木) 22時20分

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